2018.03.23

学術講演活動(消化器の知識を増やす会-年次報告)

 

消化器の知識をふやす会:年次報告
「消化器の知識を増やす会」は、年に4回(7月・9月・11月・3月)講演会を主催しています。肝・胆・膵および消化管を中心に、Topicsにつき専門講師を招聘し講演して頂いております。この中で、一昨年は第100回「消化器の知識を増やす会」という記念すべき会を開催できることができました。約25年前の昭和から平成への移行期から始まり継続されてきた、息の長い会です。今後、当研究会では、従来の方針通り、実地診療に役立つ演題を企画していく予定です。
1:肝疾患:
肝臓疾患においては、丁度本会が始まった頃、非A非B型肝炎の時代から、C型肝炎ウイルスが発見同定され、その治療は著しく進歩し、B型・C型肝炎ウイルスに対する治療は確立されてきています。今回、B型肝炎については、その現状として、済生会横浜市南部病院 副院長 消化器内科主任部長 川名一朗 先生に、またC型肝炎については、治療の最新事情として、横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器内科 教授 田中克明 先生(現:秦野赤十字病院 院長)に御講演を頂きました。
また、ウイルス性肝炎による肝硬変や肝癌への進展を、インターフェロンや経口薬にて抑制することが可能となる一方で、非B非Cといわれる脂肪性肝疾患(非アルコール性脂肪肝・脂肪性肝炎)や、サプリメントによる薬剤性肝障害が徐々に増加し注目を集めています。今後も、ぜひ理解を深める講演会の企画が必要かと思います。
2:食道・胃疾患:
横浜市でも胃癌検診について内視鏡検査が導入され、講演会を企画しました。
胃癌については、対策型胃がん内視鏡検診を巡る課題として、横浜栄共済病院 院長の細川 治先生に御講演を頂きました。
3:膵臓癌:
膵臓癌は、手術ができても、5年以内に75%の人が亡くなってしまう悪性疾患です。「それでも患者さんの最善を考えて手術をするのが外科医の任務」と語る胆・膵臓癌治療の第一人者・遠藤 格先生に、治療の現状や最新の研究についてご講演を頂きました。
4:腸疾患では、便秘をテーマに、慢性便秘における漢方薬の使い方のコツとして、横浜市立大学大学院医学研究科 肝胆膵消化器病学教室 主任教授 中島 淳 先生に御講演を頂きました。感染性疾患では、ウイルス性胃腸炎の話題についての講演会を企画し、その現状・診断・治療・予防について、堀之内病院小児科 医学博士 牛島 廣治 先生にご講演を頂きました。
講演会記録:
(平成27年4月~平成29年3月)
第109回消化器の知識を増やす会
日時:平成29年3月7日(火)19:00~
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
Lecture1: 「当院における膵癌診療の実際」
済生会横浜市南部病院 消化器内科 金田 義弘 先生
Lecture2: 「早期胃癌Ⅱb様の肉眼形態を呈した癌性リンパ管症の一例」
けいゆう病院 消化器内科 葛西 祐樹 先生
Lecture3: 「腹腔鏡下大腸癌手術の現状」
横浜市立大学附属病院  消化器・肝移植外科 石部 敦士 先生
単位及びC.C:1.5単位,15・22・59
メタボリックシンドロームと肝臓
日 時:平成28年11月29日(火)19:15~
場 所:崎陽軒5階 マンダリンイースト
特別講演: 「NAFLD/NASH診断と治療UpDate~脂質異常症合併NASH患者の治療戦略~」
演 者 :横浜市立大学大学院医学研究科 肝胆膵消化器病学 講師 米田 正人 先生
座 長 :横浜内科学会 副会長 永井 一毅
単位及びC.C:1.5単位,73・75
第108回消化器の知識を増やす会
日時:平成28年11月1日(火)19:15~
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
演題:「最近のウイルス性胃腸炎の話題と経口補水療法」
演者:東京大学名誉教授 日本大学客員教授 NPO国際健康開発代表
堀之内病院小児科 医学博士 牛島 廣治 先生
第107回消化器の知識を増やす会
日時:平成28年9月6日(火)19:00~
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
症例報告:「最近経験した当院での薬剤性肝障害」
横浜内科学会 副会長 永井 一毅
特別講演:「改訂されるガイドラインからみた膵癌診療の新展開」
横浜市立大学医学部 消化器・腫瘍外科学
主任教授 遠藤 格 先生
単位及びC.C:1.5単位,1・2・15
第106回消化器の知識を増やす会
日時:平成28年5月10日(火)19:00~
場所:崎陽軒本店 6階3号室
演題:「B型肝炎診療の現状について」
演者:済生会横浜市南部病院 副院長
消化器内科主任部長 川名 一朗 先生
座長:たらお内科・消化器科 院長 多羅尾 和郎 先生
単位及びC.C:1.5単位,2・27・73
第105回消化器の知識を増やす会
日時:平成28年3月1日(火)19:00~20:30
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
Lecture 1:「胃過形成性ポリープに印環細胞癌を合併した1例」
済生会横浜市南部病院消化器内科 三箇 克幸 先生
Lecture 2:「腹痛、血便をきたした1例」
けいゆう病院 消化器内科 岡田 直也 先生
Lecture 3:「抗ウイルス治療に難渋しているC型慢性肝炎の1例」
横浜市立大学附属 市民総合医療センター
消化器病センター 野崎 昭人 先生
第104回消化器の知識を増やす会
日時:平成27年11月10日(火)19:00~20:30
場所:横浜市健康福祉総合センター6階 第1・2会議室
座長:荻原医院 院長 荻原 泰
講 演:『対策型胃がん内視鏡検診を巡る課題』
演 者:横浜栄共済病院 院長 細川 治先生
単位及びC.C:1.5単位,11・12・13
第103回消化器の知識をふやす会
日時:平成27年9月1日(火)19:00~
場所:崎陽軒本店5階
演題:「C型肝炎治療の最新事情」
演者:横浜市立大学附属市民総合医療センター
消化器内科 教授 田中克明 先生
座長:たらお内科・消化器科 院長 多羅尾 和郎
単位及びC.C:1.5単位,2・27・73
第102回消化器の知識をふやす会
日時:平成27年7月7日(火)19:00~
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
演題:「慢性便秘治療における漢方薬の使い方のコツ」
演者:横浜市立大学大学院医学研究科 
肝胆膵消化器病学教室 主任教授 中島 淳 先生
単位及びC.C:1.5単位,53・54・65
「消化器の知識を増やす会」は、年に4回(7月・9月・11月・3月)講演会を主催しています。肝・胆・膵および消化管を中心に、Topicsにつき専門講師を招聘し講演して頂いております。この中で、一昨年は第100回「消化器の知識を増やす会」という記念すべき会を開催できることができました。約25年前の昭和から平成への移行期から始まり継続されてきた、息の長い会です。今後、当研究会では、従来の方針通り、実地診療に役立つ演題を企画していく予定です。
1:肝疾患:
肝臓疾患においては、丁度本会が始まった頃、非A非B型肝炎の時代から、C型肝炎ウイルスが発見同定され、その治療は著しく進歩し、B型・C型肝炎ウイルスに対する治療は確立されてきています。今回、B型肝炎については、その現状として、済生会横浜市南部病院 副院長 消化器内科主任部長 川名一朗 先生に、またC型肝炎については、治療の最新事情として、横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器内科 教授 田中克明 先生(現:秦野赤十字病院 院長)に御講演を頂きました。
また、ウイルス性肝炎による肝硬変や肝癌への進展を、インターフェロンや経口薬にて抑制することが可能となる一方で、非B非Cといわれる脂肪性肝疾患(非アルコール性脂肪肝・脂肪性肝炎)や、サプリメントによる薬剤性肝障害が徐々に増加し注目を集めています。今後も、ぜひ理解を深める講演会の企画が必要かと思います。
2:食道・胃疾患:
横浜市でも胃癌検診について内視鏡検査が導入され、講演会を企画しました。
胃癌については、対策型胃がん内視鏡検診を巡る課題として、横浜栄共済病院 院長の細川 治先生に御講演を頂きました。
3:膵臓癌:
膵臓癌は、手術ができても、5年以内に75%の人が亡くなってしまう悪性疾患です。「それでも患者さんの最善を考えて手術をするのが外科医の任務」と語る胆・膵臓癌治療の第一人者・遠藤 格先生に、治療の現状や最新の研究についてご講演を頂きました。
4:腸疾患では、便秘をテーマに、慢性便秘における漢方薬の使い方のコツとして、横浜市立大学大学院医学研究科 肝胆膵消化器病学教室 主任教授 中島 淳 先生に御講演を頂きました。感染性疾患では、ウイルス性胃腸炎の話題についての講演会を企画し、その現状・診断・治療・予防について、堀之内病院小児科 医学博士 牛島 廣治 先生にご講演を頂きました。
講演会記録:
(平成27年4月~平成29年3月)
第109回消化器の知識を増やす会
日時:平成29年3月7日(火)19:00~
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
Lecture1: 「当院における膵癌診療の実際」
済生会横浜市南部病院 消化器内科 金田 義弘 先生
Lecture2: 「早期胃癌Ⅱb様の肉眼形態を呈した癌性リンパ管症の一例」
けいゆう病院 消化器内科 葛西 祐樹 先生
Lecture3: 「腹腔鏡下大腸癌手術の現状」
横浜市立大学附属病院  消化器・肝移植外科 石部 敦士 先生
単位及びC.C:1.5単位,15・22・59
メタボリックシンドロームと肝臓
日 時:平成28年11月29日(火)19:15~
場 所:崎陽軒5階 マンダリンイースト
特別講演: 「NAFLD/NASH診断と治療UpDate~脂質異常症合併NASH患者の治療戦略~」
演 者 :横浜市立大学大学院医学研究科 肝胆膵消化器病学 講師 米田 正人 先生
座 長 :横浜内科学会 副会長 永井 一毅
単位及びC.C:1.5単位,73・75
第108回消化器の知識を増やす会
日時:平成28年11月1日(火)19:15~
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
演題:「最近のウイルス性胃腸炎の話題と経口補水療法」
演者:東京大学名誉教授 日本大学客員教授 NPO国際健康開発代表
堀之内病院小児科 医学博士 牛島 廣治 先生
第107回消化器の知識を増やす会
日時:平成28年9月6日(火)19:00~
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
症例報告:「最近経験した当院での薬剤性肝障害」
横浜内科学会 副会長 永井 一毅
特別講演:「改訂されるガイドラインからみた膵癌診療の新展開」
横浜市立大学医学部 消化器・腫瘍外科学
主任教授 遠藤 格 先生
単位及びC.C:1.5単位,1・2・15
第106回消化器の知識を増やす会
日時:平成28年5月10日(火)19:00~
場所:崎陽軒本店 6階3号室
演題:「B型肝炎診療の現状について」
演者:済生会横浜市南部病院 副院長
消化器内科主任部長 川名 一朗 先生
座長:たらお内科・消化器科 院長 多羅尾 和郎 先生
単位及びC.C:1.5単位,2・27・73
第105回消化器の知識を増やす会
日時:平成28年3月1日(火)19:00~20:30
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
Lecture 1:「胃過形成性ポリープに印環細胞癌を合併した1例」
済生会横浜市南部病院消化器内科 三箇 克幸 先生
Lecture 2:「腹痛、血便をきたした1例」
けいゆう病院 消化器内科 岡田 直也 先生
Lecture 3:「抗ウイルス治療に難渋しているC型慢性肝炎の1例」
横浜市立大学附属 市民総合医療センター
消化器病センター 野崎 昭人 先生
第104回消化器の知識を増やす会
日時:平成27年11月10日(火)19:00~20:30
場所:横浜市健康福祉総合センター6階 第1・2会議室
座長:荻原医院 院長 荻原 泰
講 演:『対策型胃がん内視鏡検診を巡る課題』
演 者:横浜栄共済病院 院長 細川 治先生
単位及びC.C:1.5単位,11・12・13
第103回消化器の知識をふやす会
日時:平成27年9月1日(火)19:00~
場所:崎陽軒本店5階
演題:「C型肝炎治療の最新事情」
演者:横浜市立大学附属市民総合医療センター
消化器内科 教授 田中克明 先生
座長:たらお内科・消化器科 院長 多羅尾 和郎
単位及びC.C:1.5単位,2・27・73
第102回消化器の知識をふやす会
日時:平成27年7月7日(火)19:00~
場所:横浜市健康福祉総合センター8階 大会議室8B
演題:「慢性便秘治療における漢方薬の使い方のコツ」
演者:横浜市立大学大学院医学研究科 
肝胆膵消化器病学教室 主任教授 中島 淳 先生
単位及びC.C:1.5単位,53・54・65

 

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